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暖かくなってきました♪


by kappy
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髪を切る場所

私は大きな美容院が苦手。
よく街中でチラシを配っているお店とか、全国展開しているチェーン店とか…。
なぜだか分からないけど、こじんまりしたお店が昔から好き。
実家にいた頃は、徒歩10分のお店に行っていた。
母上が最初に行っていて、母上のクチコミで私も行くようになった。
そこは、男性がやっていて、アシスタントの女の子が2人ぐらいいるお店。
母上からのクチコミというのは、
「上手なだけじゃなくてカッコいい」ということだった。
今住んでいる所に来るまで、かなりの期間通っていた。
そして、今の我が家に引越してきて、美容院を探さなくてはならなくなった。
行ったことがない所に飛び込みで入っていく勇気はなく、
どうしようかと思っていた時、我が家にあった1枚の名刺がお店を決めた。
その1枚の名刺には、ちょっとした裏話がある。

今の我が家に引越す1年ぐらい前のこと。
仕事で銀行に行った帰りに信号待ちをしていた。
その日、私が外に出る直前に雨が降り出して、私は傘を持っていた。
信号待ちをしていると、傘をさしていない女性がいた。
せっかくのおしゃれな服が濡れてしまっていて、
せめて信号待ちの時間だけでも、と思って傘に入れた。
信号を渡りきって、その女性は「ありがとうございました」と言って、
傘から出ようとしたけれど、あまりにもかわいそうで、
「職場はどのあたりですか?」と聞いたら、なんと、私の職場に近いじゃない!
というわけで、職場まで相合傘をすることにした。
私は制服を着ていたので、OLだということはすぐに分かったけれど、
会ったばかりの彼女に「お仕事は?」と聞くことに抵抗があって、
とりとめのない話をしながら歩いていた。
角のローソンまで来た時、
彼女は「ここからすぐなので、大丈夫です」と言った。
そして、1枚の名刺を取り出して、こう言った。
「わたし、すぐ近くの美容院で働いてます。
もしよかったら来てください。シャンプー、サービスします。」
思いがけずにもらった1枚の名刺がとてもうれしかった。

この出来事を思い出して、名刺を手にお店に行ってみた。
本当に職場から目と鼻の先にあったのに、それまで全然気がつかなかった。
ステキな彼女がいる店だから、
いい店に違いないという不思議な自信があった。
残念ながら、名刺の彼女はお店にはいなかった。
お店の人に聞いたわけではなくて、
小さなお店で店員さんが3人しかいなかったので、すぐに分かった。
偶然で初めて入ったお店に通い始めてからかれこれ4年以上になる。
担当の人は今で二人目。
一人目の人は苗字の一文字が私の名前の一文字と同じ、
という不思議な縁があった。
1年ちょっとで彼女はお店を辞めてしまった。
違うお店に行ったのではなく、美容師という仕事自体を辞めたらしい。
その後が、今の担当の人。
二人に共通しているのは、漠然とした希望を限りなく実現してくれること。
私の髪質では難しい髪型でも、
私の髪質でできる限り希望の髪型に近づけてくれる。
そして、あまり話しかけてこられるのが好きではない私に
適度に話しかけてくれる。
美容師さんは腕だけじゃなくてお客さんとのコミュニケーションの取り方が
上手な人が本当に一流なんじゃないかなぁと思う。

ひょんなきっかけで通いだしたお店がとてもいいお店で、
我ながら勘のよさに感心してしまう(^^)v
でも、もしかしたら勘だったんじゃなくて、このお店に通う運命だったのかも…。
だって、「偶然じゃなく必然です」って
国分クンが「オーラの泉で」でよく言ってるし(^^)
by k_kappy | 2007-04-10 21:45 | ひとりごと